くつ

　こんばんは。

昨日ＵＰした話の中で、房良君が内裏から走り出すシーンが
ありました。
平安貴族の装束といえば、すぐに直衣を思い浮かべるでしょうが
直衣は普段着。参内する時は衣冠もしくは束帯です。

古典の授業などで『衣冠束帯』と丸っと一まとめで覚えた方も
多いでしょうが（私はそうだった）、本来衣冠と束帯は別の装束。
衣冠というのは公式の装束で、束帯の方は別名宿直装束とも呼ばれ
長い夜の勤務を過ごしやすいように衣冠の帯などを緩めたり
簡略化した装束なんだそうな。
っ事で、この日の房良君は束帯姿。
そして足元は木靴です。

そんな事を書いている時に「平安時代の庶民の足元ってどんなだ？」
と気になったもので調べてみましたら、下駄か草履か藁沓だったとか。
藁で編んだ長靴のようなものは下級役人、主に検非違使（現在の
警察官）などが着用していたようです。
ちなみに房良君の所属する左右近衛府は、現代で言えば皇宮警察。

で、庶民。
元々木下駄は神事などに携わる神官等が着用していたらしく
庶民などでも厠や水回りにおいて使われていたようです。
水回りって神聖な場所とみなされていたようですしね。
なので、普段は草履がもっぱら。もしくは裸足・・・。
一君は堂上貴族ではないので、たぶん草履かな～。

でも房良君が必死に走っている時、足元では木靴がカコカコ
音を立てているのを想像すると、ちょっと間抜けで笑えます（笑）


拍手、いただいてます。有難うございます。
あと一回、おつきあいくださいませｖ

★ムーさん
　こんばんは。
コメントの事はお気になさらず。よくある事ですｖ
続き物も完結後の一気読みっていうのは私も同様ですよ～。
「待て、次回！」っていうのも楽しいけれど、気になって気になって
仕方が無くなる短気な人間なので、完成までグッと我慢するタイプ
なのです。お仲間お仲間ｖ
だから本来は一話完結の短編書きなんですけど、たまに長く
なりすぎると数話構成にせざるをえなくて（苦笑）
完結を待ってくださっているとのお言葉に励まされました。
頑張りますね～。
わざわざのお詫び＆励まし、ありがとうございましたｖ

★奈鳩さん
　こんばんは。
実はそうなんですよ。書きながら脳内に某フェロモン少将様を必死に
降臨させて　「台詞をくれっ！甘い言葉を教えろっ！さぁ、吐けっ！」
・・・と（爆）
日頃書いてる幕末のお話だとその手の言葉って必要ないですから
私の脳内に蓄積されていないのです。だから本当に大変（笑）
でもせっかく恋に生きる平安人ですからね～、そういう台詞の一つや
二つは言わせないと。
斎藤兄上はどこに行ってもデキル人設定です。やっぱり不憫だけど。
頑張ってラストまで辿りつける様に祈ってやってくださいませ。
感想、ありがとうございましたｖ