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 こんばんは。

昨夜も某国営放送でやってた、さだ氏のトーク番組を
見てました。
ほとんどの場合、歌手のはずの彼は1時間15分の番組中に
一曲しか歌わないんですが、昨夜のその一曲が
『風に立つライオン』 でした。
この曲はね~、知ってる方は知っている超名曲。
もちろん私も大好きです。

で、しみじみ聞いてた。
ら。
何か脳内で妄想が悶々悶々と・・・。



<国境無き医師団ケニアキャンプ地>

「総司! 今ならまだ間に合うんじゃないのか? 一度日本に
 戻って、神谷君と話をしてきては?」
「近藤さん、ありがとうございます。でも私はここを離れるつもりは
 無いんです。私を必要としてくれる人がいるし、近藤先生の
 お手伝いができる事が私の誇りなんですから」
「んな事を言って3年もほっといたから、神谷だってお前に
 愛想を尽かして、他の男と結婚するなんて言い出したんだろうが」
「トシ・・・」
「いいんですよ、土方さん。あの人がそう決めたなら、私には何も
 いえません。私たちは私が日本を発つ前に、別れたんですから。
 あの人にはあの人の人生があるんです」
「勝手にしろ! 後で悔やんでも俺は知らんからな!」
「はい、ありがとうございます。土方さん」

『貴女や日本を捨てたわけではなく、僕は今を生きる事に
 思い上がりたくないのです。最後になりましたが、貴女の
 幸せを祈ってます。心から、遠くからいつも祈ってます』

「祈ってるのは確かですけど、少し格好つけすぎた手紙に
 なっちゃいましたかね。ねぇ、神谷さん」


<一年後 同キャンプ地>

「今日も空が青いなぁ・・・。神谷さん、どうしてるでしょうね。
 いつのまにか空を見上げて、貴女に話しかけるのがクセに
 なっちゃいましたよ、神谷さん・・・貴女は今、何してますか?」
「沖田先生を殴りに来てますっ!」
「えっ?」
「沖田先生のバカッ!」
「いっ、痛い、痛いですよっ、本気で殴らないでくださいっ!
 って、本当に神谷さん?」
「他の誰に見えますかっ?」
「だっ、だって、貴女、お嫁に行くって!」
「あんな手紙を貰ったら、沖田先生を忘れられっこないじゃ
 ないですか!」

『桜が恋しくなったとき、故郷の桜じゃなくて君と見た桜が
 恋しいというのが、自分でも可笑しいぐらいでした。
 3年の間あちらこちらを回り、この感動を君と分け合いたいと
 思ったことがたくさんありました。』

「私だって沖田先生が感動したものを一緒に感じたいです!
 だからっ、今日から私もこちらで働きます!」
「え?」
「先生もご存知のように、看護士資格は元々持ってますし
 一年かけて海外医療の資格も取得しました。先生が何と
 言っても離れませんからね!」
「神谷さんっ! 貴女って人はっ!」
「先生・・・」
「嬉しいです・・・会いたかったです・・・」



ってな感じで脳内妄想全開。
だって難民キャンプとかで医療行為、とか、彼らに似合いそう
じゃないですか?
そんな危険な場所に連れて行けないと、看護師として着いて
こようとしたセイちゃんと別れる総司とか・・・思いっきりツボ!

気力が充実してたら一本書けたかもしれないぐらい、
萌えてしまった妄想でした(爆)


拍手、いただいてます。ありがとうございます。
あ・・・これ、拍手お礼文にすれば良かったかな?(苦笑)

拍手[16回]

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 こんばんは。

ネタが無いので先日読んだ本の話。
太古の昔から蛇は人類に信仰されてきたのは知られてます。
古代エジプトで祀られるようになったのが、徐々に周辺国へと伝播して
世界中に広まった・・・というのが最も有力な説だそうな。

蛇というのは脱皮する事で魂の再生を現し、一撃必殺の毒を持つ牙が
何者にも負けない強さを示すのだとか。
ミイラも包帯でぐるぐる巻きにされた所は蛇を模しているとも言われるし、
中国で最も尊い神獣とされる龍も蛇が変化したもの。
古代中南米で信仰されていたケツァルコアトルも蛇神だし、その他にも
蛇信仰を挙げれば際限無いのだとか。
ほーほーほー、確かに・・・と納得。

当然ながら古代日本でもアマテラスのような新興神が整理されるまで
蛇神(山の神であり先祖神)を祀っていたようです。
だから神話などでも神が蛇の姿を取る事が多いそうです。
その名残が現代にも残っているという話が面白かったです。
神社の注連縄が蛇を象っているという事は聞いた事がありましたが、
お正月の鏡餅。
あれがトグロを巻いた蛇を現しているんじゃないかという説には
思わず唸ってしまいました。
もちろんこれは著者さんの仮説ですが、言われてみれば通説である
『神器である鏡を模している』・・・というより納得できちゃって(笑)
上に乗ったミカンが蛇の頭のように見えてきました。
民俗学も面白いなぁ、と思った1冊の話です。


拍手、いただいてます。有難うございますv
 

拍手[1回]

 こんばんは。

決行不能になった奥信濃一人旅。
予定地の明日の天気は“みぞれ”だそうです。
あんびりーばぼーーー(汗)

今日の小ネタ。
相変わらずの戦国真田ネタなので、興味の無い方は
スルーしてやってくださいませ。
知ってる方は知っている、知らない方でも 「お前今更何を言ってる。
今まで散々何を調べてたんだ!」 と言われそうな話なんですが・・・。
昔の武家って通称がありましたよね。
織田信長は三郎、上杉(長尾)謙信は平三、徳川家康は次郎三郎。
公式に使う事は無かったけれど、正室腹側室腹の関係無しで
出生順にテキトーにつけていたようです。
で、真田。

兄 信幸(信之)の通称 源三郎
弟 信繁(幸村)の通称 源次郎

あれ?
・・・って思いません? 二と三が逆。
真田家は長男が早死にするのでわざと太郎を使用しなかった、と
説明してある本もありましたけど、でもやっぱり不自然。
実は信繁(幸村)の方が兄だったけれど側室の子で、後に正室が
生んだ信幸が嫡男となり、家系図上は兄とされた・・・って説も
密やかに語られているそうです。
うん、何か微妙にありそう。

信繁という名も武田信玄の弟、典厩信繁から貰ったと伝わりますが、
この方、一時は兄(信玄)を差し置いて当主候補になった人なんです。
その後、それを目論んでいた実父信虎を追い出すクーデターで
武田家当主になった兄に誠実に仕え、信玄謙信一騎打ちで有名な
第四次川中島の合戦で亡くなった方。
まるで父昌幸が 「兄に二心を持たず武田信繁殿のように従えよ」
と名前を用いて言い聞かせているような・・・。
ってのは勘繰り過ぎか(笑)

他にも昌幸の息子達それぞれへの扱いなどから、正嫡はどっちだ?
とモヤモヤ悩んでいるんですけどね~。
それを語るとまた長くなるので、今日は名前ネタだけ。
しかし、謎が多いです、真田・・・(笑)


拍手、いただいてます。有難うございますv
 

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 こんばんは。

今日はヲタ系小話@古代編です。
先日読んだ 『ツクヨミ』 という本に実に面白い話がありました。
皇位継承に必須とされる皇室の三種の神器にまつわる話。

端的に言ってしまえば
“三種の神器は古代天皇家が制圧した国家から取上げた神宝だ”
って事です。
これに関しては私も何となくそう思っていたので素直に納得。
私がそう思った根拠は崇神天皇が八咫鏡と草薙の剣の神威を恐れて
それぞれに姫をつけて皇宮の外で祀らせた、という記紀の記載から。
皇室を守るべき至宝を恐れるって・・・どしてさ? と不審に感じません?

それに草薙の剣にしても、スサノオがヤマタノオロチを退治した時に
その尾を切り裂いたら出てきた名剣で、それを帝に献上したものだと
いう伝承です。
でもね、それならむしろヤマタノオロチを退治した時に使用した剣の方が
よほど有難みがある神剣じゃないですかね~?
そっちが三種の神器に加えられるべきですよね。
でもその剣は皇室とは無関係な扱いで飛鳥の石上神宮の御神体です。
つまりヤマタノオロチという化物に仕立てられた反大和朝廷勢力の
神宝が草薙の剣。
そこを滅ぼして天皇家が奪取し、制圧の証として自分達の宝にした。
そりゃ、祟りもするでしょうし帝もビビッて皇宮から出したくもなるでしょう。

と、まあ三種の神器に関する個々の考証は置いといて、面白いなぁ、と
感じたのは 『恨みつらみから祟る何か』 を恐れた場合、それを手厚く
祀れば転じて強力な守護の力になる、って古代から続く思考です。
三種の神器もその発想なんでしょうし、もっと一般的にピンとくるのは
菅原道真ですよね。
政敵に嵌められて大宰府に左遷され恨みを残して死んだ道真が
強烈な怨霊となって甦り、都を恐怖に陥れた・・・だから天神様として
手厚く祀るようになり、そのうち学問の神様などと言われるようになった。

慰霊だけじゃ済まないんですよね。
祀る事で許しを与えられる。
だからその証として何らかのご利益をもたらす存在になっていく。
人間の思考、むしろこれは信仰かな? それって面白いと思います。


拍手、いただいてます。有難うございますv

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 こんばんは。

昨日まで読んでいた古代の本に、面白い記述がありました。
日本人なら聞いた事があるだろう『三種の神器』。
「八咫鏡(やたのかがみ)」・「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」・
「草薙の剣」の三点は皇位継承の必須アイテム。
これの『草薙の剣』に関する話です。

元々天照大神が天孫に与えたといわれるこの剣にはヤマタノオロチ伝説や、
東征したヤマトタケルが焼津の枯野で火に巻かれた時に一振りで周囲の
草を薙ぎ払い、火からタケルを守ったなど色々といわくがあります。
でも今回私が笑ったのは、その手の伝説にではありません。

ヤマトタケルが父の天皇に命じられて東夷征伐へ出る時に、
伊勢神宮で神に仕えていた叔母の倭姫命(やまとひめのみこと)の元へ
別れをしに赴くと、この草薙の剣を渡された。
後に蛮族征伐を終えたタケルは能煩野(三重県亀山市〉の地で病となり
この地で没し、草薙の剣は尾張の熱田神宮に祀られる事となった。

これが記紀に書かれているヤマトタケルの神話です。
で、本の筆者は「それっておかしいだろう」と書いてました。
当時すでに天皇家の宝物で皇位の証だった宝剣を、皇太子ではなく
第二夫人の第二皇子だったタケルに勝手に持たせたらマズイだろう、
というのが一点。
そしてタケルが亡くなった後、本来であれば家臣なり身内なりが
伊勢神宮の倭姫の元へと剣を戻すのが当然ですが、
なぜか尾張の熱田神宮の御神体になってしまう。
それって・・・横領ってもんじゃないの? と。

この問題の提示には続きがあり、皇位継承としての三種の神器を
制定したのも、タケル神話の記載された記紀を作成したのも天武天皇。
つまり元々伊勢神宮には草薙の剣など保管されてなどおらず、
最初から熱田神宮の神宝だったと考えればすんなり納得できる話。
ヤマトタケル伝説自体が各土地の伝承を繋ぎ合わせた話だというのは
けっこう多くの研究者が言ってる事ですし。
神話の中で色々な奇跡を起こす事で、剣の神秘性を高めようと
したのだろう・・・というのが筆者の結論。

なるほど、と思わず頷いたワタクシです(笑)
ついでに言えば天武天皇(大海皇子)の後見は尾張氏に連なる大海氏。
兄である天智天皇の息子(大友皇子)と皇位を争った壬申の乱でも
吉野から尾張へ向かい、そこで兵力を整えたのは有名です。
という事は、皇位を手にするための戦を前にして尾張氏の氏神である
熱田神宮に詣り、御神体の草薙の剣に勝利を祈願したという事もありえる。
それを三種の神器に組み込んだ可能性も否定できないんじゃないかなぁ、
と・・・これは勝手に私が妄想した事ですけど。
相変わらず古代史に溺れてるなぁ、こいつ・・・と笑ってください(苦笑)


拍手、いただいてます。有難うございますv
 

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自己紹介:
お酒が好き。でも味より酔うのが好きだから、専ら家で飲むのが主。
打たれ弱い根性無しでスプリンタータイプ。
短期での集中力は周囲も認めてくれるけれど、コツコツと長期での努力は無理。なのでダイエットに成功した事はありませぬ。
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