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こんばんは。
今日は上野へ行ってきました。
これを見に。
国立博物館で開催中の『伊勢神宮展』。
先日Nぽさんも行かれましたし、昨日今日と少~し
涼しかったので、フラフラ~ッと。
初っ端から古文書がズラズラ~ッと並んでて
「読めね~よ・・・」 と微妙に凹んでみたり。
でも古代から綿々と書き残されていた神宝の目録を
いつかちゃんと読んでみたいなぁ、と思いました。
伊勢神宮は20年ごとに古い宮を新しい宮へと変える『遷宮』を行うのですが、
その際にそれまで神が使用する前提で奉じていた衣類や太刀、
その他の身の回りの物は全て焼却するか埋めてしまいます。
神が使った物を只人が目にするなど恐れ多い・・・という理由だそうな。
そんなわけで残っている宝物はほとんど無いんですよね~。
昭和に入ってからは資料的価値から残す事になり、今回展示されていたのも
昭和以降のものがほとんどでした。
でも雰囲気は伝わりますから、眼をランランと輝かせて見入ってきました(笑)
ただ笑えたのが伊勢神宮の鎌倉時代や室町時代の宮司が、後の世の安寧を
祈願して(平たく言えば自分の死後の平穏を祈って)、お経を経筒という金属の
筒に入れて埋めるという『仏教的な祈願』をしてた事。
いや・・・仮にも日本国第一の神社のトップでしょうが、アンタ・・・と苦笑。
いくら日本が宗教的に大らかで、神仏習合を常としていたからといって
あまりと言えばあんまりな。
こんなあたりからも伊勢神宮は皇室の守護たる神を祀る為の祭祀場ではなく、
神に祭り上げた “何か” を封じ、怒りを鎮める結界の役目だったんじゃないか、
という自説に信ぴょう性が増してきたりしたりして(笑)
要するにアレです、脛に傷を持つ身としては祟られると怖いから、神として祀っとけ
ってなもので、・・・菅原道真や崇徳上皇の論理ってやつです。
他にも熊野の神像が持統天皇と天武天皇っぽいなぁ、とか、伊豆山権現の神像は
神というより地方に流された公卿みたいに切ない表情だなぁ、とか。
相変わらず、かなり外れた事を考えながらも楽しんできました。
でもやっぱり伊勢神宮は実際にその場に行かないと、本当の空気はわからなそう。
いつか行きたいですv
国立博物館を出て、右にはアフリカ、左に南米という究極の選択を迫られました。
これでピンときた人は展示会通です(笑)
で、結局選んだのはコッチ。
南米インカ以前に栄えた幻の文明、『シカン展』。
真っ赤な仮面や様々な出土品を見てきました。
銅に砒素を混ぜた“砒素銅”というものは普通の銅より
硬くなり、劣化もしにくくなるとか・・・。
色々とお勉強になりました。
うん、面白かった。うっかり図録を買っちゃったヨ。
伊勢神宮展のは買わなかったのに(苦笑)
ちなみに今日は諦めたアフリカというのは、東京都美術館での『トリノ・エジプト展』。
10月までやっているので、行けたらいいなぁ・・・。
とはいえ、実に充実した一日を過ごす事ができたと思います。
足腰ギシギシ言ってますけど(笑)
拍手、いただいてます。有難うございますv
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打たれ弱い根性無しでスプリンタータイプ。
短期での集中力は周囲も認めてくれるけれど、コツコツと長期での努力は無理。なのでダイエットに成功した事はありませぬ。