“異国の香りと屁理屈問答” ＵＰ

　こんばんは。

夢行シリーズ、“異国の香りと屁理屈問答”　をＵＰしました。

久々の夫婦物ですが、メインになっているのは浮之助さんです（笑）
元々ダラダラとした禅問答のような事を書こうと思っていて、
内容の点でも物事を少し斜めから見る方に語って欲しいなぁ、と
思ったので浮さん登場。

そして話の中で出てきた黒い飲み物ですが、もちろんコーヒーです。
浮之助さんこと、徳川慶喜氏は大のコーヒー好きだったらしく、
将軍職に就いた後、諸外国の使節をもてなすためにフランス料理と
コーヒーを晩餐会で振舞ったという話も残ってます。
それに由来して、現在では慶喜氏の子孫にあたる方の監修で
『将軍珈琲』というものも発売されてます。

幕末当時の事ですから船での長旅を経て日本まで届けられた
コーヒー豆の質はどのようなものだったのか謎ですが、
薫り高い飲み物として受け入れられた事でしょう。
ちなみに慶喜氏は濃い目のコーヒーに砂糖とたっぷりのミルクを
入れて飲むのがお好きだったとか。
そんな史実をベースにちょっと遊んでみた話です。


拍手、いただいてます。有難うございます。
夫婦物なのに夫婦の影が薄くてすみません（汗）

★ムーさん
　こんばんは。
浮さんに惚れてくださいましたか～、それは嬉しいです（笑）
私は史実の慶喜氏はあまり好みではありませんが、“風”で書かれる
浮さんは大好きなので、当社比８割増しで良い男に仕立ててます。
なんだか色々な事を達観しつつ、でも人間臭い貴人って感じで
惹かれるんですよね～。
そしてブログに書いたように、あれはコーヒーです。ムーさん正解ｖ
“冷めぬ熱病”はかなり初期の頃に勢いだけで書いた話なので、
すでに私も読み直すのが恐ろしいブツです（苦笑）
あの二人に関しては続編を書くつもりだったのですが、現代物という
実に高いハードルなもので停滞したままです・・・。
私こそムーさんの伸びやかな発想が羨ましいですよ、分けて欲しい。
丁寧な感想ありがとうございました。まだまだ未熟者ですが
少しでも楽しんでいただけるように頑張りますねｖ